「ドクター異邦人」チン・セヨン“作品を通じて、中学生のファンたちが増えた”

2014年07月29日 13:57
もう満4年目の女優生活をしているチン・セヨン(21)は、20歳を越えたばかりだ。これまで引き受けてきた役どころが事情が多かったヒロインであっただけに、多くの人々はチン・セヨンを年よりも大人びて見ているが、実は誰よりも友達と遊びたく、素朴な日常から笑いを求める21歳の少女だ。
 
最近、SBSドラマ「ドクター異邦人 DVD」(脚本:パク・ジヌ、演出:チン・ヒョク)の撮影を終えた後、「ドクター異邦人」の映画の撮影まで、彼女は約5ヶ月以上にわたりソン・ジェヒとハン・スンヒという人物として忙しく生きてきた。最近彼女に会って、「ドクター異邦人」が終了した感想を聞くと、「他の作品が終わる時と同様にさっぱりしているが、名残惜しさがもっと大きいようだ。家に帰れなかったことが多かったが、それだけに寝れなくてももっと一生懸命に取り組めばよかったという思いがあった」と言いながら、名残惜しさが多い作品だと明らかにした。
 
「感激時代」の終了後すぐに「ドクター異邦人」の撮影に入った。「ドクター異邦人」を通じて変わった点について聞くと、「ファンがいっぱいできた」と明るく微笑んだ。「ファンもたくさんできて、他の時とは異なった姿を魅力的にアピールできたのではないかと思う。とりわけ中学生のファンたちができた。最近ファンサイン会を行ったが、中学生ファンがサインをもらいに来た。その年代は華やかで可愛いガールズグループが好きな時だが、私を好きだと言ってくれて嬉しかった」と伝えた。
 
「ソン・ジェヒとハン・スンヒ、ややこしいが面白い経験」
 
チン・セヨンは「ドクター異邦人 DVD」でパク・フン(イ・ジョンソク)の初恋の人であるソン・ジェヒと、優れた実力の持ち主のハン・スンヒの一人二役に扮した。劇の中心を主導したイ・ジョンソクと同様に、彼のそばにいつもいなければならなかったチン・セヨンは、スパイとメロドラマ、メディカルなどの複合ジャンルである「ドクター異邦人」で見事に演じた。彼女はソン・ジェヒとして暮らした人生について、「本当によかった。明るくて、気楽に取り組めたようだ。笑うシーンも多く、パク・フンにとって愛おしく見えなければならないキャラクターだったから、そんな点がたくさん目立つように努力した」と述べた。
 
「ドクター異邦人」に初めてチン・セヨンが登場した時、彼女は北朝鮮で生まれ育ったソン・ジェヒと完璧なシンクロ率を見せなければならなかった。特に北朝鮮なまりの駆使が重要な状況なので、彼女は撮影前から北朝鮮の言葉を自然にするために努力した。チン・セヨンは、「私が話さなければならない北朝鮮なまりは、キュートでハツラツとした感じにしなければならず、その点が難しかった。思ったより韓国語とそう大きく変わらなかった。本当に自然に表現しなければならないので、最初は恥ずかしくてむしずが走った。しかし、北朝鮮の言葉を教えてくれた先生が撮影をする時に見ていたが、認めてくれた。他の女優たちがするのではなく、チン・セヨンだけの感じが出て良かったと言っていた」と明らかにした。
 
チン・セヨンが劇中で演じたキャラクターは一人二役で、視聴者たちにドラマ中盤で大きな混乱を与えた人物だった。ソン・ジェヒかハン・スンヒか分からなかった状況で、混乱する発言と状況が随所に隠されていたからだ。このような人物を演じたチン・セヨンは、「私もややこしい点があったが、チン・ヒョクプロデューサーが、序盤にはそのまま他の人であるかのようにしなさいと言った。単に他の人であるかのようにしていたので容易だった。ところでチャン・ソクジュ(チョン・ホジン)がお腹の手術の跡を見た後に服を着ていて、『パク・フンがかわいそうだ』と言う部分があった。そんなことが私を捉えた」と伝えた。
 
チン・セヨンはやや苦労した「ドクター異邦人」の撮影中でも、「得られた結果が良くて満足だ」と述べた。21歳という年齢にもかかわらず、女優としての成熟した心構えが見える言葉だ。

 

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