来年ついに「LOST」が完結する。最終章となるシーズン6は2010年2月から全米放送開始となり、5月にはフィナーレを迎えてしまうのだ。謎のほぼすべてが明らかにされるはずなので、この日を待ち望んでいた人も多いことだろう。しかし、過去5年間、「
LOST」にどっぷり浸かってきたぼくにとって、番組終了は審判の日にも等しい。「LOST」なしの生活を想像するだけで、絶望的な気分に陥るほどだ。デーの到来を恐れているのは、全米放送を手がけるABCにしても同じである。もはやスタート時ほどの勢いはないものの、「
LOST DVD」はカルト番組として安定した視聴率を維持している。中毒性が極めて高いドラマのため、インターネット配信やDVD販売、海外への配給権販売などで高い利潤を生み出しており、ABC、および親会社のディズニーにとって貴重なドル箱なのである。
「LOST」の終了を前に、ABCも手を拱いているわけではない。「
LOST DVD Box安い」のファン層を取り込むべく、今秋から新たなSFドラマをスタートさせた。それが、「フラッシュフォワード」である。